Vol.33 「分散投資」と「集中投資」を使い分けよう
今回は、「分散投資」と「集中投資」について考えていきたいと思います。
分散投資の効果としてよく知られるのが「タマゴの話」です。「タマゴをひとつの籠に全部入れてしまうと落とした時被害が大きいけれど、いくつかの籠に分けておけばひとつが全滅しても他の籠は被害を免れる可能性がある」というものです。皆さんも、株式投資や投資信託、外貨投資などを始めようと金融機関に行ったとき、パンフレットなどで“リスク商品の上手な使い方の基本”として話を聞いたことがあるかと思います。
確かに、株式投資においても、投資銘柄の業種を分けたり、東証1部と新興市場というように市場を分散することで、最も避けたい“保有銘柄のすべてが大幅安”という事態を避ける効果が期待できます。ひとつの銘柄に投資する場合も、その銘柄が気になった時に一度に買ってしまうのではなく、最初に最終的に保有したい株数を決めて、需給のバランスや地合、同業他社の動きなどを参考に、時間分散を利かせて押し目を拾っていくことで、平均買付単価を下げる効果が期待できます。
一方、前回までの『手堅い投資法』でもみてきたように、平均を意識したり分散を利かせることで、トレンドを追求した運用に比べ上昇スピードが鈍る可能性が出てきます。
集中投資は、まず、既にテーマに乗って上昇している銘柄に対して効果を発揮することがよくあります。さらに、株式投資をしていると、時代の流れに乗って、この先大きな成長が期待できそうな銘柄(私は“時流銘柄”と呼んでいます)に出逢うことがあると思います。特に、自分の人生観を踏まえて今の自分だから気が付くことができた独自の視点で出逢った銘柄ほど期待も高まることでしょう。そんな“まだまだ市場がその銘柄を正しく評価していない段階”で出逢った時、集中投資を試みたいものです。というのは、いくら分散投資がリスクを軽減するといっても、調べぬいた銘柄が期待に応えてくれた時、最低投資単元しか買っていないというのでは「悲しすぎる…」からです。目的に向かって運用効率を意識することも株式投資では重要なポイントといえます。
但し、期待が外れた場合のことも考慮し、ポートフォリオ全体のバランスは常に確認しておきましょう。
―「分散投資」・「集中投資」の主なメリット・デメリット-

次回は、「集中投資」を中心にみていきたいと思います。
野尻美江子
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半面失敗したときの損失も大きくなりがちです。
そのため勝負をかけるタイミングが難しくなります。
資金に余裕のある人はドルコスト平均法で買うなど、分散買いの方法もありますが、そのような人ばかりではありません。
最後は自分自身(の研究)をどれだけ信じられるかのメンタルの勝負になると思いますが、如何でしょうか。
by renbajinharuhi (2006-09-08 23:43)