So-net無料ブログ作成
検索選択

Vol.58 日本のREITは高騰しすぎか?!

 今回は、日本のREIT事情について考えていきたいと思います。

■J-REIT市場について

 REITという金融商品は、本来は、売却益よりも、その利回りが注目され、“プチ大家さん”の感覚で中長期にホールドしていくことが商品性にあった投資スタンスだと思います。しかし、ご存知のように、日本のREIT市場であるJ-REITの動きは、地価の上昇・不動産価値の上昇を背景に高騰しています。ひとつの指標となる、東証REIT指数は、2007年2月上旬現在、2300ポイントを越え、史上最高値を付けています。当然、利回りは低下しており、比較対象とされる長期金利の1.735%に迫る勢いで利回り2%台を割り込むREITもでてきました。

 また、ゼロ金利解除後、利上げの機会を常に伺う日銀の動向もあり、金利上昇を考えると、J-REITはすでに高すぎるという声も一部では聞かれるところです。確かに、これまでのような大幅な上昇は期待しにくいかもしれませんが、VOL.57でも触れたように、“不動産”は同じものが2つと存在しない実物資産だけに、利便性やステータスとも感じられる立地などには、今後、さらなる付加価値が期待できる可能性があります。そのような不動産の持つ特性から、REIT先進国の米国では、ファンドを対象にしたM&Aが起こっており、そうそう入手できない優良物件を組み入れているファンドの魅力は絶大で、時価総額によっては、魅力的なそのファンドをまるごと買いたいという動きが日本で起きても不思議はないでしょう。

 今後は、利回りや時価だけでなく、組み入れている物件を重視したファンド選びが運用成績を一層左右することになるかもしれません。そう考えると、J-REITを直接買えば掛からない、売買手数料・信託報酬といった手数料の存在が気に掛かりながらも、ファンドによっては、目利きに手数料を支払う気持ちで、J-REITへのファンド経由の投資も検討する余地はあるのかもしれません。

今回のポイント

1.REITを保有することで、手軽にプチ大家さんになれる!
2.ここからJ-REITは、組み入れ物件に注目したい!


知っておきたい一冊
有望株の選び方有望株の選び方

作者: 鈴木 一之
出版社/メーカー:日本経済新聞社
価格: ¥872(税込)

株を持ち続けるには、その銘柄が、今後、評価されていくはずの根拠をしっかり抑えておくことが欠かせないと私は常々思っていて、このblogでもお伝えしているメインテーマです。この本には、経済・景気という大きな流れによって形成されていく株式市場のなかで、確信に近い根拠を探しだす方法が、わかりやすく、かつ、詳しくまとめられています。新刊本ですが、のちのち“投資家のバイブル”になりそうな名著だと思います!!自分にとって最適な根拠の見つけ方を身につけたい人にオススメ。

 野尻美江子

マネー
投資・運用生命保険自動車保険ローンクレジットカードキャッシングソニーグループ

 


2007-03-06 16:56  nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:マネー

nice! 0

コメント 2

世界のREIT

 以前(Vol.47)では丁寧なお返事ありがとうございました。
J-REITを含めて、REITは株よりも低いリスクだと思っていましたが、ここ数年、すっかり株式よりもハイリスク・ハイリターンと化していますね。
 値上がりと同時に利回りが低下する中で、今後どうなっていくのか、私も注目しております。
by 世界のREIT (2007-03-19 23:17) 

野尻美江子

世界のREITさん 
引き続き、コメントを頂き、ありがとうございます。
REITの動向は気になるところですね。世界のREITさんは、お名前のとおり、グローバルREIT中心といったスタンスでしょうか?海外では、米国のサブプライム・ローンの焦げ付きのニュースがREIT市場以外にも波及しましたね。しかし、その商品性からも焦げ付きは予測されたものだけに、事態は収束に向かっているといえます。
REITを、特にファンドで買うということは、どっしりと大家さんになることだと思います。世界の物件から得られる安定した収益を期待するなら、少々のことで売却してなどいられません。株式とは異なる個性を持つREITに今後も注目していきましょう。
by 野尻美江子 (2007-04-19 11:49) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証: 下の画像に表示されている文字を入力してください。

 

このブログの更新情報が届きます

すでにブログをお持ちの方は[こちら]


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。