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Vol.69 住宅ローンと投資にみる市況環境

 今回は、リスク商品の運用にとって重要な“市況環境”というものをタイミングと捉え、個人のライフイベントでお馴染みの「住宅ローンを組んで家を買う」ことと「株式や投信などリスク商品へ投資をすること」を例に、考えていきたいと思います。

■住宅ローンと投資の違い

 皆さんのまわりには、ここ1~2年で「家を買った!」という人はいませんか?あるいは、このサイトをご覧の方のなかにもいらっしゃるかもしれませんね。先に、申し上げておきますが、私も家計が健全で将来を見据えたうえでの住宅購入なら、必ずしも家を買うことに否定的ではありません。ただ、市況環境だけで買って欲しくはないのです。

 数年前から多いのが、「今なら金利も低いみたいですし、住宅ローン控除も使えるんですよね。チャンスだから家を買おうと思うのですが・・・」といった主旨のご相談です。確かに、日本の金利は、未だ低金利ですし、緩やかであるにしても、今後の上昇を考える判断は賛成できます。(返済期間中には再度下がることはあるかもしれませんが・・・)それに、平成20年12月末までに条件を満たして入居すれば、住宅ローン控除が適用されるのも事実です。しかし、だからといって、その家庭(人)にとって、「家を買うこと」が最適な時期なのかは別問題です。教育費がピークを迎える時期でもローン返済を続けていけるのか、10~20年後もその場所・その間取りに住めるのか、生涯住みたいのかなどを熟慮する必要があります。家族全員の人生を左右するかもしれない数千万円の借金を、外部要因の有利さだけで決めるわけにはいかないのです。

 一方、リスク商品への投資を考える場合も、家計の状況・将来を見据えることが必要な点は共通しています。だからこそ、投資を始められる時期、続けられる期間も人それぞれです。しかし、住宅ローンが数千万円のローンと家計にとって巨額な影響を与えるのに対し、余裕資金の範囲で行う投資が家計に与える影響は本来まったくないはずです。余裕資金ですから。とはいえ、心理的には、モノを買ったわけでもないのに、お金が無くなるのは嫌なものですよね。でも、現役世代なら、時間がたっぷりある分、割り切って仕事で取り戻すことだってできるはずです。

 そう考えると、余裕資金で行う投資には、市況環境という視点を重視する発想が浮かんできます。

 住宅ローンと投資資金には他にも違いがあります。ローンは、家計の状況にかかわらず、返済期限までずっと続くのに対して、投資は、家計の状況が変化して投資資金を見直す必要が生じたら減らすことも止めることもできます。投資よりも安全確実に、貯蓄ペースを高める時期など、自分だけの判断で方針転換できるのです。借金である住宅ローンはそうはいきません。家計の状況に関わらず返済は続きますし、最終手段として売却する場合にもかつての新築物件は中古として扱われ、売却金額や時期は希望通りにならないこともあるでしょう。受身のローンは、投資とは自由度がぜんぜん違うのです。

 住宅取得についての外部要因(市況環境)はオマケ程度に考えるべきですが、余裕資金での投資に関しては、今マーケットはどこに注目しているのかといった市況環境を見極める視点は重要です。次回は、日当たりを意識した株式投資についてみていきたいと思います。

野尻美江子

マネー
投資・運用生命保険自動車保険ローンクレジットカードキャッシングソニーグループ


2007-05-22 12:11  nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 

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