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Vol.80 株の含み損はあって当たり前?!

 今回は、含み損を抱えるきっかけになりやすい、株式市場における突発要因による急落から、個人投資家が運用に求めることを考えていきたいと思います。

■個人投資家にとっての最大効率

 株式市場には、突発的な要因による急落がたびたび起こります。もちろん、回避できれば良いのですが、地政学的なもの、海外市場を起因とする連鎖的なものなど、正確に予想するのは極めて難しい局面があります。クラッシュが起こってみると、現在も紛争地域が存在する現実や過剰流動性相場が創り出す高騰ぶりなど、急落が納得できる要素はあっても、それを意識して、事前にポジションを下げておくことは難しいものです。

 機動的に動いたとしても、「3連休が控えているから」とか、「決算対策の売りが出始める頃だから」といったカレンダー的な動きを考慮してポジション調整することなどが現実的なところかもしれません。

 本来なら、株式市場に突発的な急落がある以上、資金効率を高めて、大きな含み損を抱えることを避けるためには、個別銘柄の中身に関わらず、売買を決断するケースがあることに神経を使う必要がありそうです。

 過去のパターンや世界指標などのデータを細かくチェックして、急落のリスクがみられる場合には、素早くポジション修正を実行することが求められます

 でも、最初に“本来なら”といったのは、仕事はもちろんのこと、現在は引退している方でも食事の支度や身の回りのことなど、人間として凛とした、まっとうな生活をしようと思ったら、一人でそのすべてをカバーするのは絶対と断言していいくらい無理なことです。日本のマーケットが開いている間中、画面に張り付いていることだって、現実にはなかなかできることではありません。

 不本意なかたちで含み損を抱えるたびに、「四六時中画面をみていられる時間があればこんなことにはならないのに・・・。」と思うこともあるでしょう。

 急落の原因にも寄りますが、たぶん、それはその通りで、株価動向をライブでみて動けていれば、含み損はもう少し小額の実損に落ち着いていたかもしれません。逆に、急落原因の影響が限定的なら、引け間際などから買いが入ることもめずらしくないわけで、動かなかった(動けなかった)ことが功を奏す場合ももちろんあります。

 でも、いずれにしても、その日の結果ではなく、大きく引いて、人生として運用を考えたとき、四六時中パソコンの画面をみていられる自分の生き方が好きですか?

 もちろん、自身のお金を直接金融の株式市場に投資している以上、“野放し”にしてはいけません。でも、すべての個人投資家に最大効率を求める運用が必要なのかというと、私は決してそうは思いません。そう考えると、相場の局面によっては、含み損はあって当たり前なのです。次回は、その含み損をどうしていくかについて考えていきたいと思います。

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 野尻美江子

マネー
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2007-08-07 11:55  nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
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